自衛隊岐阜地方協力本部

学生が先輩隊員にインタビューしてみた

 

河合 解さん
入隊年度 2017年

出身高校：中日本航空専門学校

部　　隊：第2補給処　保管部　保管管理課
資　　格：準中型免許、大型特殊、牽引、フォークリフト
趣　　味：旅行、車、カメラ
仕事内容：航空機部品の保管、管理及び委託業者に対する監督業務

入隊のきっかけは？

航空業界に強い興味があり、航空専門学校に進学するか、自衛隊に入隊するかで非常に悩みました。最終的には、父親が航空自衛隊に所属していたことが大きなきっかけとなりました。父親が働く姿を見て「かっこいいな」と感じ、その憧れが強まり、航空自衛隊への入隊を決意しました。憧れから始まったものですが、今では自分自身が国防の一端を担うことに誇りを持っています。

やりがいを感じることは？

岐阜基地で航空機の部品を取り扱う仕事をしています。この部品がなければ飛行機が飛ばないため、私たちの仕事が非常に重要です。全国の部隊に部品を出荷し、最終的に飛行機を飛ばすためにチーム全体で協力しながら任務を遂行しています。一人ひとりの役割が大切で、どれも欠けてはならない。その中で、自分が航空自衛隊の一翼を担い、国防の一部を支えているという実感が大きなやりがいにつながっています。

仕事をする上で大事にしていることは？

最も大切にしているのはコミュニケーションです。上司や同僚、後輩との情報共有ができていないと、業務はスムーズに進みません。雑談でも良いので、常に積極的に話すことを心がけています。また、飛行機の部品は非常に高価なものが多く、一つひとつ丁寧に取り扱うことが求められます。大切なのは、それが税金で賄われているという意識を持ち、フォークリフトでの運搬時にも常に細心の注意を払って扱うことです。

学生時代の経験で役立ったことは？

航空専門学校に通っていた経験が、現在の仕事に非常に役立っています。学校では空港と同じ車両を取り扱い、危険物の取り扱いに関する知識や機材の扱い方を学びました。そうした経験が、自衛隊での仕事にも直結しており、航空機の部品を扱う際に活かされています。学校での経験が、今の自分を支える基礎になっています。

自衛隊を目指す学生にメッセージをお願いします

自衛隊は、自分の成長をしっかりサポートしてくれる環境です。上司や先輩がしっかりフォローしてくれるので、安心して挑戦できます。もし航空や自衛隊に興味があるなら、ぜひ入隊を考えてみてください。一緒に成長しながら、国防を支えるやりがいを感じてほしいです！

 

 

大迫 稔央さん
入隊年度 2022年

出身高校：済美高等学校

部　　署：第2補給処　業務部管理課
趣　　味：スポーツ観戦（バドミントン）
仕事内容：警衛勤務

入隊のきっかけは？

自分の家族が自衛隊に所属しており、幼い頃から様々な話を聞く機会がありました。その話を通じて、自衛隊の役割や日々の活動に興味を持ち、自然と自分もその道を選びたいと感じるようになりました。家族の影響が大きく、憧れとともに「自分も社会に貢献したい」という思いで入隊を決意しました。

やりがいを感じることは？

警備の仕事を担当しており、常に基地の安全を守る責任を感じています。特に、ゲートでの警備では、外部からの侵入を防ぐことが大切です。その一つ一つの仕事が大きな使命感につながり、任務を無事に果たしたときにやりがいを感じます。自分の役割がチーム全体の安全を守る重要な一環だと実感しています。

仕事をする上で大事にしていることは？

警備の仕事では、民間の方々と接する機会も多く、常に笑顔で丁寧な対応を心がけています。相手に安心感を与えることが大切ですし、笑顔がコミュニケーションの基本だと思っています。任務中でも、プロフェッショナルとしての姿勢を崩さず、礼儀や親切さを意識して日々取り組んでいます。

学生時代の経験で役立ったことは？

部活動で培ったチームワークや連携のスキルが、現在の仕事に非常に役立っています。自衛隊の仕事は、一人で完結するものではなく、仲間との協力が必要です。部活での経験から、どうすれば円滑にコミュニケーションを取り、チームとして力を発揮できるかを学び、それが今の仕事に活かされています。

自衛隊を目指す学生にメッセージをお願いします

自衛隊に少しでも興味があるなら、一度見学に来てみてください。実際に現場を見て、肌で感じることで、やりがいや魅力が伝わると思います。興味を持ったら、ぜひ入隊を考えてみてください。自衛隊で一緒に成長し、社会に貢献していきましょう！

 

 

村瀬 拓也さん
入隊年度 2015年

出身高校：岐阜城北高等学校

部　　隊：陸自隊員
趣　　味：釣り、映画鑑賞
仕事内容：普通科（小銃手）

災害派遣の現地ではどのような活動を行いましたか？

主に3つの活動を行いました。まず、孤立した集落での救助活動です。道路が寸断されていたため、山道を開拓しながら孤立した住民の救助に向かいました。次に、被災地の瓦礫撤去を行い、安全を確保するための活動に従事しました。さらに、避難所に物資を輸送し、被災された方々の生活支援を行いました。

災害派遣で一番大変だったことは？

孤立集落の救助活動が最も大変でした。道路が寸断されていたため、地図を頼りに進むしかなく、山の中で道を開拓しながら目的地に向かいました。自然の厳しさや限られた情報の中で安全を確保しつつ進むことが求められ、大きな挑戦でした。

災害派遣で被災された方と接する際に心掛けたことは？

被災された方々と接する際は、少しでも手助けができるようにという気持ちを常に心掛けていました。被災地では多くの方々が不安や困難を抱えているため、支援が少しでも心の助けになればという思いで接していました。

学生にひとことお願いします

人生は一度きりです。将来やりたいことが決まっている人は、その目標に向かって全力で取り組んでください。まだ自分の将来が明確でない人は、一つの選択肢として、自衛官という道を考えてみてはどうでしょうか？私たちは「人のために」という信念のもと、日々の訓練に励んでいます。学校生活の残りの時間を大切に過ごし、悔いのない選択をしてください。

-学生Interview-

 

防衛省 自衛隊 岐阜地方協力本部
本部長　寺西 竜哉さん

やりたいことに挑戦しよう、そして平和な日本を共に創ろう。

 

貴社について、お仕事への想い、アピールポイントを教えてください

自衛隊は、約23万人が働く日本最大級の組織で、50種類以上の職種があります。多様な業務があるため、どんな人でも自分に合ったやりがいや興味を見つけ、情熱を持って取り組むことができます。国防という崇高な任務を遂行する特別職国家公務員として、誇りを持って働いているのが自衛隊員の特徴です。また、自衛隊では充実した福利厚生が整っており、条件が合えば衣食住の無償提供もあります。安定した生活を築きながら安心して働ける環境が魅力の一つです。

本部長はどのような仕事をしていますか？

岐阜地方協力本部の本部長は、自衛隊と地域社会をつなぐ架け橋としての役割を担っています。自衛隊の活動を多くの県民に理解してもらうための広報活動や、自衛隊を目指す人たちへのサポートを行い、地域における自衛隊の存在を確立するための取り組みを指揮しています。地域社会と連携し、理解と協力を深めることが本部長の重要な役割です。

自衛官になる上で、学生に求めるものは何ですか？

「意欲」です。自衛官になるために特別な知識や技能は必要ありません。自衛隊に入隊後、必要な技能や知識は全て学ぶことができます。大切なのは、「自分を成長させたい」「能力を向上させたい」という前向きな姿勢です。この意欲さえあれば、自衛隊の厳しい訓練を通じて素晴らしい人材へと成長できます。

従業員が働きやするするための工夫はありますか？

自衛隊では、従業員がバランスの取れた生活を送れるよう、ワークライフバランスに力を入れています。自衛官には、夏には3日間、冬には6日間の特別休暇が付与され、さらに毎月2日間の有給休暇があります。土日は基本的に休みの週休二日制で、仕事とプライベートのメリハリをつけることができます。こうした制度を活用しながら、リフレッシュしつつ、仕事に集中できる環境が整っています。

学生に向けてひとことお願いします

自衛隊の仕事は、人を助け、地域や国を守るという非常に崇高なものです。社会に貢献したい、誰かの役に立ちたいという気持ちを持つ方には、やりがいのある職場です。ぜひ一緒に、社会や国のために力を尽くしましょう！