向島造機株式会社

代表取締役　中西 一貴さん

弊社は尾道市向島町にて昭和14年に創業し50余人の少人数の企業ではありますが、10代20代の社員が増え、活気があり、創業者の思いを引継ぎ相互協力を惜しまず、社員、協力会社そして年齢の垣根を感じさせない家族的な雰囲気のある職場です。

弊社は２つの製造部門と１つの事務部門で構成されています。製造部門の1つは産業機械部と言い、日本全国にある電炉製鉄所向け設備の設計、製作、据付を行っています。中でも皆さんの生活に欠かせないビル、橋梁、道路などインフラ整備に使用される棒鋼の生産をするプラント設備では日本でトップクラスです。

もう1つは船舶修繕部で、毎年100隻近くのドック工事や、接岸工事など安定した業績をあげております。平成9年まで船舶の建造を行っていた経験から成る技術を最大限に生かし、そしてそれを後世に伝承さらに向上をして内航船を運航されている顧客の皆様方と共に安全の一端を担っているとの自負を持ち、日々作業に当たっています。そして事務部門が製造部門の下支えになり社員の作業・生活環境の改革に日々注力をしています。

近年では老朽設備の最新設備への更新にも力を入れており、5年前より新社屋の建設、屋外クレーン、係船桟橋の更新を実行し、社員そしてお客様へ快適な職場環境も提供しています。今後は大型工作機械の導入などを予定しており、ますます環境の充実を図っていきます。また、年齢に関係なく頑張っている人には手厚い対応を心がけ社員の生活環境向上にも努めています。

そして弊社は令和6年4月に創立85周年を迎えました。地元の皆様のご理解、ご協力のもとここまで成長させていただいたことに感謝をしております。今後も引き続き全員で協力することを惜しまず、創業100年に向かって更に活気のある会社に育っていく所存です。




産業機械部
国内の製鉄所向けに、道路・橋梁・建設現場等でコンクリートの強度を上げる為の鉄筋棒鋼を製造する機械のメーカーで、国内シェア60％程の製品もあります。設計、製造、据付、メンテナンスまでの業務を一貫して行い、間接的に皆様の生活を支えています。

造船部
内航船舶の検査工事を主に、海難（船舶事故修理）、改造工事等を行っています。工事する船舶はケミカル、タンク、貨物船が多く、また、国土交通省認定工場として内燃機関の開放工事を行っています。80余年で培った技術と経験を現在まで継承し、修繕事業に特化して船のドクターとして提案型営業を行い、内航海運業界の未来の下支えをしています。